夏の夜
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「やぁぁぁあっ!」 泣きながら風呂場へ走る。…足の裏には嫌な感触が残ったままだ。 私の声で家族が起きてきた。風呂場で泣きながら足の裏をたわしで洗ってる私を、不思議そうな顔で見る。 「階段の…一段目で…ゴキブリ踏んじゃった! うわぁぁぁあぁん!」 夏の夜… 見えなくても奴らは確実に存在する…
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