夏の夜
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携帯小説を読み終わった私は、しばし余韻に浸る。 ふと、時間を確認すると既に零時を回っている。 …やば、早く寝なきゃ。 電気を消して目をつぶる。布団の中で横になりながらケータイをいじっていたから、寝る準備は万端だった…が。 (…トイレ行きたい…) 我慢しようかとも思ったが、この尿意には抵抗できない。 私は諦めて、電気をつけてベッドから降りる。部屋のドアを開けると暗い廊下が目の前に広がっていた。
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