初恋

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体育館の片隅、 晴れた日、 乾いた風の匂い。 あたしはあの日を忘れない。 胸がすくむ想いを、 甘くもどかしい気持ちを、 悠哉への気持ちを自覚した日を、忘れない。 ・・・これがあたしの初恋。 若葉13歳の初夏だった。
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