初恋

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ただそれだけで、時が止まった。 学ランの袖から覗いた手首の骨張った感じや、爪の大きさの違いなんかをまじまじと思った。 どうしてあたし、こんなにもドキドキしてるの? おかしいよ。 それから間もなく席替えがあって、悠哉とは席が離れてしまった。 朝教室に入ってから、 体育の時間、 気付けば彼を目で探していて・
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