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「今はそれよりも頼みがあるんだよ!」
「なに?直紀の頼みならなんでも聞くよ?」
「飯……晩飯作ってくれないか?」
「うん!承知しました!」
そう言って姉貴はソッコー下に降りていった。んじゃ俺も行くか。そうして俺も下に降りていった。
下に行くと姉貴はもう料理をしていた。今はこの家には姉貴と俺しかいない。父親は海外に転勤になって母親はそれについて行った。だから今は俺と姉貴の二人暮らしって訳。
「出来たよー!」
そう言って出てきたのはカレーだった。
「いただきます」
「召し上がれ!」
うん。旨い。相変わらずだが、姉貴は料理上手いんだよな。
「どう?」
「旨いよ」
「よかったぁ!じゃあ私も食べよ!」
そう言って姉貴も食べ始めた。
……食ってなかったのかよ!俺は思わずツッコミを入れたくなった。
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