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布団に入ってから30分立っても姉貴は来ない。いや、でも警戒はしなきゃダメだな。そう思った俺は必死で起きていようと努力をしたのだが……
「寝みぃ……」
睡魔に襲われてしまった。まあここまで来なきゃ大丈夫だろう……警戒心を解いた俺は眠りに落ちた。
朝になり俺は目が覚めた。……あぁ、大丈夫だったみたい……
「ギャーッス!」
警戒心を解いた俺がバカだった。いやホントに。案の定隣に姉貴が寝ていたのだ。俺が寝た後に忍び込んできたのだろう。ったく…てか時間は?
「7:53……?」
諦めよう。……って、いやいやそうじゃなくて! 美香に処刑されるって!
「姉貴!起きろよ!」
「ぅ……おはよー!」
「挨拶なんかしてられないんだよ。俺もう行くからな!」
そう言って俺は制服に着替えて荷物を持って家を出た。
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