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「私たち、隣に越してきた者です」確かそう言われたはずだ。
挨拶に来たらしいのですぐに帰ったがその女の子は帰らなかった。そして俺にこう言った。「遊ぼう」と。
幼い頃の俺は疑うことなくその子と遊ぶことにした。当然、双方の親の許可は出ていた。だから俺は近くの公園にその子を連れていった。
「ほう。ここが俗にいう公園か?」と聞いてきた。だから俺は「そうだよ」と教えてあげた。
「そうか。ところで名前はなんと言う?」
「直紀だよ」
「私は美香だ」
聞いてないが教えてくれたのはまあいいか。
その後は二人でブランコに乗ったり滑り台を滑ったりと遊んだ。気付くと時間は16時になっていた。
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