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炎の月 四日
魔物退治は明日する事にして、倉庫の掃除をする事にした
ちなみに、夕食はあの後オレをつけてきたシャガールに任せた
オレが頼むと嬉しそうに引き受けてくれたが、そんなに夕食作るのが嬉しいのだろうか? まぁいいや
なんてやってるうちに倉庫に到着した
この近くに依頼主であるミロがいる筈だが……
「にゃはは! だ~れだ!」
そんな声と共に辺りが闇に包まれた
「うわっ! こらミロ! なにも見えないだろうが!」
「にゃぅぅ……やっぱり兄ちゃんには分かっちゃう?」
「そりゃあ特徴的な喋り方だからな。わかりやすい」
このにゃーにゃー言ってるのが獣人族のミロ。オレを兄ちゃんと呼ぶが、実際の兄妹ではない。なら何故オレを兄ちゃんと呼ぶようになったのかはまた今度書く事にしよう
あと、名目上ではオレの部下だ
「分かった。もう離すよ……」
名残惜しそうに離すミロ。少し可哀相かもしれないがこれで整理が始められる――
「な~んて言うと思ったぁ!?」
「なっ、フェイント……ってうぎゃっ! 爪が目にぃぃぃっ!?」
結局、これが原因で整理は出来なかった
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