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炎の月 五日
今日は依頼は魔物退治だ。近隣に現れた魔物は作物を荒らし回っているという
ちなみに昨日の倉庫の整理だが、あの後で医務室に駆け付けてくれたシャガールに任せた
オレが頼むと嬉しそうに引き受けてくれたが、そんなに整理が好きなのか? 変わった奴だ
話を戻して、魔物の特徴としては、巨大なニワトリに似ていると言う
一瞬イャンクоクを想像してしまったが、石化能力があるというので、今度はコ〇トリスを想像してしまった
「隊長。特徴からしてコカトリスと思われますがいかがでしょうか?」
「そうかセルシウス。お前もそう思うか。オレもそう思う」
伏せた意味がねぇ
まぁ、伏せる意味もないんだが
「やはりそうですか」
隊長とオレを呼ぶコイツはセルシウス。寡黙な性格で命令に忠実な少女だ。ただ、たまに笑う
「ですが隊長………さっきから全くそのような魔物は現れないのですが……」
………確かに。かれこれ3時間はこうしているような気がする
「まさか……もう狩られたか……?」
「しかし隊長、この付近には私達以外に傭兵はいませんが?」
ふむ……確かに狩られたと言う線は薄いな………ならば何処に行ったんだろう?
「あの……隊長………探索は一先ずおいて、食事にしませんか?」
「そうだな……腹も減ったし、とりあえず休憩にするか」
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