ある傭兵の手記

炎の月

炎の月 六日

さて、昨日はオレのイージーミスで無駄な時間をかけてしまった

まさか、依頼の魔物が昨日の朝狩ったニワトリだったとは………

あの後、依頼を終えた報告をするため、総隊長の部屋へと向かった

ちなみに、総隊長の名はエリーゼと言い、見た目は美少女で泣き虫だが、超のつくほど残酷で、腹の中は非常にどす黒いので注意。仮に、もしこのページが流出すれば、オレは多分確実に疑心暗鬼に陥り、仲間を信じられずに喉をガリガリと掻きむしって＊ぬだろう

ひ〇らしネタですゴメンナサイ

………話を戻して、前にも何度か来たことがあるが、総隊長の部屋は、見かけによらず（いや、ある意味見かけ通りだが）少女趣味な間取りをしている

なんかオレ、場違い？

報告にきたのはいいが、証拠となる魔物の一部がないため、総隊長の食べてた唐揚げを取り上げて

「総隊長、これが討伐した魔物です」

って言ったら、立て掛けてあった大剣を取り、涙目でオレを両断しようとしてきやがった

いくら主人公補正がかかったオレとしても、総隊長の愛用の大剣『アスカロン』の一撃はちと厳しいものがある

受けた瞬間、右半身と左半身がさようならしちまうっての

……想像したら気持ち悪くなっちゃった………