前のご主人様

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「ん……」 チュンチュンと鳥が冴えずり カーテンのすき間から朝の日差しが漏れだしていた…。 俺は目を擦り起き上がり辺りを見た。 「……ミヤ…?」 ミヤの姿がどこにも見当たらなかった。 だが…布団の中で何かがゴソッと動いた。 俺はそっと毛布をはいた。 「……何だ……ココにいたのか……」 ミヤは身を縮ませ寝ていた。 「(可愛いなぁ……)」 俺はついそう思ってしまった。 白く綺麗な肌 黒くツヤのある髪の毛…… 俺はミヤの顔に近付きミヤの頬を撫でた。 「(柔らかっ!!)」 ミヤの頬は予想以上に柔らかかった。 俺はもっとミヤに顔を近づけた。 その時だった…。 「!?」 俺はビックリし過ぎて何も言えなかった。 ミヤは俺にキスをしたのだった。 「おはようございますっ埣蚪様♥」 ミヤは笑顔でそう言った。 「おまっ!!!いつからっ!!??」 俺は顔を真っ赤にしながら焦って言った。 「今さっきです」 ミヤはコレまた綺麗な笑顔で言った。 「だからイツだよ!!!」 俺はヤケクソ半分で言った。 「~~埣蚪様が僕の頬っぺを触ってカラですよぉ」 ミヤは拗ねたように言った。 マジかよ……… と俺は絶句した……。
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