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あたたかい
「今日のディナーは黒毛和牛のステーキとポテトサラダでございます。」
今は夕飯の時間。長いテーブルに豪華な食べ物がのっている。
「どうしたの?さぁ、食べな?」
ミヤはずっと下を向いて椅子に座っているだけだった。
「………なぜ………」
「ん?」
ミヤが口を開いた。
「なぜ…埣蚪様は僕にキスした?」
ミヤは顔を真っ赤にして一生懸命に言った。 ソレがとても可愛くて何かイジメたくなってしまう。
「何でだと思う?」
俺はミヤの唇を人差し指でなぞりながら聞いた。
「………わからない…」
ミヤはとても切なそうな顔で俺を見つめてきた。
それがとても色気があって ドキッとした。
「ごめん。イヤだった?」
俺は焦って謝った。
「………ィャ…ってゆぅか……~~……///」
ミヤは最後にゴニョゴニョと何か言った。
「え?」
俺はその言葉が予想外で聞き返してしまった。
「……だから……もっと…し…たい…。」
そして俺達はまた温かいキスを交わしたのだ。
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