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「髪の毛長いなぁ~ミヤはモロ日本人顔でいいな。」
俺はミヤの髪の毛をシャンプーしながら褒めた。
「ありがとうございます。前の主人が髪の毛を切らせてくれなくて…;」
ミヤは頬を染めながら言った。
前の主人は とにかく厳しかったのだろう。
「そっか。でもミヤ肌白いし顔立ちも良いし長い方が似合うな。」
シャワーのコックを捻ってシャンプーを流す。
「すみません。髪の毛洗わせてしまって…。」
ミヤは申し訳なさそうな顔で俺の方を向いた。
「ッ・・!!」
水の重みを増した髪の毛が普段以上にしっとりとしていて色っぽかった。
俺はそんなミヤにドキッとした。
「埣蚪様?どうしたんですか?」
ミヤは心配そうに小首を傾げながらこちらを見た。
「ィヤ…何でもない…」
俺は真っ赤になった顔を手で隠しながら目を逸らし言った。
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