《お別れのウタ》

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 「どうしたんですか?   泣いてるんですね   何か、あったんですか?   良かったら……   お話を聞かせてください」  「あの…私のこと知ってるの?」  「いつも見てましたから…  さぁ…こちらへ、どうぞ…」  誘われるまま、その言葉に  甘えてしまってた。  彼との日々  出会いから…すべて  楽しかったこと  いっぱい尽くしたのに  フラれたこと  [違う………]  捨てられたこと  私は泣きながら話してた  彼女も……  泣きながら聞いてくれた。  「もう……  泣かないで下さい……  これを…このこを…   貸して差し上げますから」
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