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「大丈夫ですか?」
名前も知らないのに私は聞いた。
「うん。大丈夫だよ。そっちこそ大丈夫?女の子なんだから雨に濡れないようにしなきゃ!」
って名前も知らない偶然会った私に慎吾は気遣ってくれた。
雨も小降りになり私はいまのうちに帰ることにした。
「じゃぁ私は今のうちに帰りますね」
私は、もう会うことのないはずなのにそう言って別れを告げた。
「風邪引かないように!」
慎吾はそう言ってくれた。
これが私と慎吾の出会い。
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