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「ねぇちょっと!あれってポルノの晴一じゃない?」
「えぇうそぉ!どうする?声かけてみる?」
(はぁ…)
わしの後ろで女の子達が騒いどる。
(はよ帰ろ)
足早にその場を立ち去った。
家に帰り、玄関の鍵をかける。
「ワンッ」
スゴロクがわしの足元で尻尾を振ってる。
「おぉスゴ、ただいま~。お出迎えとかいつのまにそんな偉くなったん?」
頭をなでようとしたら、ふいっと向きを変えて餌の器の所まで走っていきよった。
(なんじゃ…餌かい。)
わしはため息をついて靴を脱いだ。
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