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夕方は少し肌寒く
ブレザーのボタンを締めて、
校門を通る。
「よっ!!」
美弥「わぁ!弘人!!」
寄りかかっている壁から離れ、
弘人は美弥のかばんを持つ。
弘人「美弥がまだ学校に残ってるって唯に聞いたから、迎え来た。」
美弥「ありがとう。」
明日卒業式で、
その一週間後には引っ越してしまう。
一緒にいられる時間が残りわずかで、
少しでも2人の時間を作ろうと
お互い工夫していた。
ふと3月初めのことを思い出す。
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