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「………」
「………」
彼は召喚早々、本を読み耽っていた。
無言なのも無反応なのも別に構わないのだけど、歩き読みだけは勘弁してほしかった。
ぶつかりまくりの怒られまくり。
謝るのはもちろん僕。
彼が恐いしでかい男にぶつかっていた時は、死を覚悟した。
「ねぇアモン」
「…何」
「本…面白い?」
「…あんまり」
「そう…」
今日は無口な、アモンの日。
知識に貪欲な、優等生の日。
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