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~序章~
♦『そういえば君は誰?』
案内人『僕は案内人だよ』
案内人と名乗るこの子は
俗に言うホビットみたいに小さくて可愛らしい感じの女の子だ
つぶらな瞳もまたキュンとくる
…萌え~って違う違う!!
まぁ聞いてる事に対してまともな返答をしないが
♦『そうじゃなくて名前だよ名前!名前あるだろ?』
案内人『名前?ないよ』
♦『え!?じゃあ何て呼べばいいの!?』
案内人『……何でもいいよ』
何でもいいと言われてもなぁ
…何に見える…
う~んなんだろぅ
アレ?そういえばこの子
何咥えているんだろう
♦『ねぇ君は何を咥えてるの?』
案内人『飴だよ』
飴かぁ………そうだ!!
♦『………じゃあ…飴玉?…でいい?』
案内人『…………』
♦『……や、やっぱ別の名前にしようか』
案内人『いいよ』
♦『そっか、じゃあ飴玉ね!!ヨロシク飴玉』
飴玉『よろしく………』
♦『あっ!!そっか、僕はね……』
飴玉『どうしたんだい?』
♦『僕は…………誰だ!?』
飴玉『???』
♦『ちょっと待ってね、アレ僕は誰だっけ?おかしいなぁ~?』
飴玉『君は君だよ、君はプレイヤー試される者さ』
♦『試される者…プレイヤー…、何の事?』
飴玉はあざ笑うかの様に笑っているだけだ
試される、プレイヤー
意味が分からないが僕は僕であるはずだ!!
そうだ僕は僕なんだ!!
飴玉『さぁ行くよ』
♦『あっ、待ってよ!!』
飴玉が館の扉を開けようとした…
大きな扉が…
…………………
開かない
案内人『……君にしか開けられないんだったよ』
僕はヤレヤレと扉の前に立った
――――――――――――
A・開ける
#②回
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B・開けない
#①回
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