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「ズリッ・・・。ズリッ・・・。」
アランは地面に伏せながら、日光と離れた場所を移動していた。
「これでも、喰らえ!!!!」
民兵の一人がPMCの乗っていたジ―プの荷台に設置されていた機銃を日光に向ける。
ドドドドドドドド!!!!!!!!!!
機銃の破壊力は抜群でRPG-7を喰らってもビクともしなかった日光が横転した。
「ブモォォオオオ!!!!!!!!」
ドゴ――ン!!!!!!
倒れた日光は断末魔の悲鳴(?)を上げ、大爆発を引き起こす。
そして、その瞬間だった。
「ギャギギギギ!!!!!!」
突然、前方からドリフト走行で装甲車両が姿を表した。
「ドガッ!!!!」
ブモォォオ!!!!
装甲車両は日光の足の一本に膝カックンをさせた。
片足のバランスを崩した日光の頭部が廃墟の二階にめり込み、抜けないのか日光が暴れていた。
「ズザァァァ!!!!」
何も書かれていないPMC側か民兵側かも分からない黒い装甲車両は後部ドアをアランに向ける様に止まった。
「ピュン・・・。」
後部ドアにU.S.M.Cのロゴが一瞬だけ映り、一瞬で只の黒い後部ドアに変わった。
そして、アランはドアを開けた・・・。
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