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「カッ・・・。カッ・・・。」
足音が響き、廃屋内に響き渡る。
そして、先程の男が廃屋内をAK-47を向けながら、辺りを見渡す。
「情報提供者は何処なんだ?」
男は、そう呟く。
そして、奥の棚を覗いた。
「・・・情報提供者は死亡か。」
そこに居たのは胸に弾痕がある、PMC兵士の亡骸だった。
「とりあえず基地に連絡しなければな・・・。」
そして、男は耳に着けたインカムのボタンを押そうとした瞬間だった。
「バガ――ン!!!!」
男の真横にある壁が破壊され、日光が頭を突き出した。
「バサッ・・・!!!!」
男の着ていた白い布が宙を舞う。
そのまま瓦礫を避ける為に、男は前方にロ―リングした。
そして、白い布の下に着ていた服は黒いオクトカム・ス―ツだった。
「こちら、"アラン"。潜入は成功したが、情報提供者は死亡していた。」
そして、アランと日光の目が交わった。
「さて、逃げるか・・・。」
アランは無線を切った直後に日光からの逃走を開始した・・・。
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