2・卵爆弾事件

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いきなり俺の部屋のドアが開いて、パジャマ姿に枕を抱えた華月が乱入してきた。 「華月……ノック」 言うだけ無駄なような気がするが、言わずには居られないこの性分が恨めしい。 そして、やっぱり、無駄だった。華月はまったく聞いてない。 「ねえ、颯!」 づかづかと俺のベッドに近づいてきて、すでにベッドに横になっている俺の腹の上に腰を下ろす。 「ぐふっ」 「あれって、何?」 「か……かづ……重い……」 「ねえ、あれって何!?」  
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