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「おぉ、これは失礼」
ミニモイは礼儀正しくお辞儀をして、どこから取り出したのか、一枚の紙を手にした。
「まずはコレをお読み下さい」
そういって、A4くらいの紙を僕に差し出してきた。
どうでもいいけど、もしその紙を、今までふんどしに忍ばせていたんなら受け取りたくないなぁ…。
だけど、わからないことには始まらない。
読むよ、手に取るよちくしょう!
「え~と、何々?」
紙に書いてある文章を読み上げる。
『〆仝〇÷$※∀¶†γЗ∮┃ш…』
ん?
何コレ、落書き?
不審な表情で、僕は紙とにらみ合う。そのとき、
「あ、そうか…そのままでは読めませんよね、モアイ語」
知るかと。知れてたまるかと。
そしてミニモイは紙を取り上げ、僕に読ませて聞かせた。
触って損したよ…。
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