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ミニモイは軽く咳払いした後、厳かな顔で読み始めた。
「アナタはモアイ・キングになる資格を得ました。よって、イースター島に行って他の候補と戦い、キングの座を獲得して下され。まぁ、詳しいことはミニモイから聞いて貰えれば何となく教えてくれるさ、えふふ」
ミニモイはそれだけ発し、髪をしまった。
「…えふふ?」
奇妙な笑い声だと思っていたところ、ミニモイが目を見開き、ガッツポーズでこちらを見てきた。「凄いですよエイタさん! えふふ、とは、『君は最有力候補だから頑張ってね! 応援してるよ、むしろ神のご加護のひとつやふたつ期待していいよ、お前の潜在能力には脱帽だよこのすっとこどっこいバカチンがぁ~! マグロ』って意味なんですよ!」
…僕はあえて、あえてスルーした。
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