覚醒

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「……らんっ!!」 1分ほど続いたドラムロールが終わり、ミニモイは大きく息を吸った。 「モアイ・キングとは、文字通りモアイの王様のことです! そして、あなたはその資格を得たのです!」 「……はぁ?」 「おや、驚かない? そうですか、さすが度量が違いますね」 だってわかんないもん。 どんだけすごいかわかんないもん。 「経緯から説明をば。イースター島をご存知ですか?」 「知ってるけど」 「さすが、博識ですな」 バカにしてる? 「イースター島には、モアイ像が存在します。アレ、実は島を守る戦士なんですよ」 「戦士? 何でそんな……?」
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