夜露死苦

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ブンブンブン.。 バイクが松山高校の前に止まった。 「裕也!明日からこの学校に行くんだぞ!」兄ちゃんが後ろに乗っている俺に言った。 「ここかぁ~!やっぱり不良ば多いっち聞いとるぐらいの高校ばぃ!」俺は背を伸ばしながら言った。校内には入っていないが「先公殺すぞ!」って声が学校中に響き渡った。しかも学校はスプレーで落書きばかり書いてある。「裕也、本当にここの高校でいいんだな!?」兄ちゃんは俺に真剣な顔をして言った。 俺はもちろん「うん!ここん高校で頭ばなってやる!」と目標まで兄ちゃんに言った。 「そうか、なら頑張れよ!」そう言って兄ちゃんは学校の先公に俺の入学届けを出すために職員室に入っていった。 俺は待つことにした。すると校内から三人チャラチャラした男が出てきた。 「誰だお前?」とチャラ男の一人が聞いてきた。「この高校に明日からくる者たい!」俺は名前を言わなかった。 するとチャラ男三人が「てめぇ、名前教えろっつってんだろ!!やっちまえ!!」と俺に近づいてきたが俺はチャラ男三人に下段蹴りをお見舞いしてやった。チャラ男三人が膝を崩して倒れた。 「俺の名前?中野裕也。夜露死苦な!!」そう言って兄ちゃんが来てバイクに乗り、家に帰った。 「兄ちゃん俺絶対頭になるよ!」こうして俺の新たな頭目指しの生活が始まった。
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