桃より…

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昔々、あるところに肌が普通の人よりも少し黒いおじいさんと 猫の様に可愛いおじいさんがいました。 肌の黒いおじいさんは山へ芝刈りに 可愛いおじいさんは川へ洗濯へ行きました。 可愛いおじいさんが川で洗濯していると、川上から大きな桃が流れてきました。 それを見た、おじいさんはとりあえず拾うことにし、その大きな桃を家まで持ち帰りました。 -家- 家に桃を持ち帰ったおじいさんは、しばしその桃を眺めていました。 するとそこに、肌の黒いおじいさんが芝刈りを終え帰ってきました。 それに気づいた可愛いおじいさんは、笑顔でおじいさんのところへ向かいました。 「お帰り つっちー。ご飯にする?お風呂にする?それとも…俺?」 「ただいま そりゃーハニーに決まってるだろ?」 そういうと肌の黒いおじいさんは、可愛いおじいさんに抱き着きました。 いつものやり取りをしたあと、可愛いおじいさんは今日あった出来事をおじいさんに話ました。 「今日な川で洗濯してたらさ、すげぇデカイ桃流れて来てさ、拾って来ちゃった 俺 」 少し自慢げに話をする可愛いおじいさん 「桃?マジ 俺桃好きだわ まーでもハニーの方が好きだけどなー」 そういうと、再び可愛いおじいさんに抱き着く肌の黒いおじいさん
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