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カラオケ店を後にした三人は帰路に着いていた。
鈴音
「単にケータイ電話が使えなくなるってレベルの話じゃなくなって来たわね?」
奈美
「うん。
下手をすると、この世界も……」
するとププはポンという音と共にストラップから元の姿に戻る。
ププ
「そうだププ! 肝心な事を忘れていたププ!
実は……」
とププが言い掛けた、その時
ダークソルジャーがププを引っ手繰って行った。
瞳・奈美・鈴音
「「「ププ!」」」
サジタル
「我が名はサジタル。
これがパケット妖精か」
瞳
「ププを返して!!」
サジタル
「言われなくても返すとも……」
瞳
「ええ!?」
サジタル
「ほらよっ」
サジタルがププを放り投げると同時に何かの種をばら撒いた。
するとボンという音と共に百体のププが現れた。
瞳
「ええーっ!?
どう言う事!?」
サジタル
「フッフッフッ……
さあ、ゲームの始まりだ!」
瞳・奈美・鈴音
「「「ゲーム!?」」」
サジタル
「ゲームのルールは簡単だ。
先に本物のパケット妖精を当てた方の勝ちだ
もちろん、この俺にも本物はどれかは分からん」
瞳・奈美・鈴音
「「「ええー!?」」」
サジタル
「まず俺の先攻で行くぞ!」
サジタルは指の先から光の矢を飛ばした。
百体居るププの内の一体に命中する。
するとボンという音と共にそのププが消える。
サジタル
「ちっ、ハズレか……
言い忘れていたが本物のパケット妖精を当てれば全ての偽者は消える仕組みだ」
奈美
「瞳!」
鈴音
「瞳ちゃん!」
瞳
「っ……」
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