2章 覚

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家に帰りまっすぐ部屋に戻ると、カバンを放り出して、ベッドに転がり本を眺めた 本屋で見るのと家で見るのでは、ちょっと受ける印象も異なっていることに気付く 淡い藍色は先程よりより深く見えて引き込まれそうだった 「これどうやって作ったんだろ……ま印刷か笑」 真水が目をつけた装飾は何となく淡い輝きを持っていた 「綺麗だなぁ…あ!何も書いてないんなら日記帳にできるじゃん!!ナイスアイディア♪」 我ながらいいことを思いついたと満足している自分を、夕飯に呼ぶ母の声が聞こえて、真水はリビングへ降りて行った
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