1章 起

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「いってきま-す」 家を出て、私はすぐ道路を挟んだ向かいの家へ向かった 「おはようございま-す!」 インターホンに向かってまずあいさつ 「おはよう。ごめんねぇちょっと待ってて」 この家の奥さんが優しい、おっとりとした声で答えてくれた ガチャ... しばらくしてセンスのいい、落ち着いた雰囲気のドアが開いた 「おす……真水(まみ)」 出た 私こと真水の、幼なじみの良一(りょういち) 毎朝寝起きの悪いこいつのために、小学校の時から一緒に登校してる 「…りょ-いち寝癖…」 「……あ。…ファッションだよファッション…」 「ちょw今 あ。 って言ったよね。…まぁいいや」 私たちは学校へ向かった
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