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私は仕事を終えると必ず寄る場所がある。
自宅近くの小さな公園に寄って、一日の疲れを癒して帰るのだ。
日が沈み、深々とした闇が包み込んだ町中で、
私は目を瞑って一日の出来事を思い返す。
そうしていると、
こうすればよかった、
ああすればよかった。
そう言った後悔の念ばかりが思考の前面にと押し出される。
漆黒の脳裏に映る、
昼間の失敗の光景。
それは目を開いても、
眼孔に焼き付いてしまい、
なかなか離れなかった。
こんな事では疲れが取れるはずも無い。
私はそうして公園を去って行くのだ。
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