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ﾚｼﾞに入るとすぐにきょとんとした顔のきたにくんが目に入った。
｢竹川さんどうしたん？｣
｢さぁ？急用みたいだけど、ｳｫｰｸｲﾝで電話してたよ。｣
｢彼女かな。｣
｢たぶんねぇ。｣
緩いﾁｬｲﾑが流れて、客がまとめて入ってきた。
｢そんなわけで、私残るから。｣
木谷くんが、ん、と短い返事をすると同時くらいにﾚｼﾞに客が来る。そうして竹川さんの話は遠ざかっていった。
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