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竹川さんは、すぐに休憩室から着替えた状態で出てきた。
Tシャツにジーパン、それにちょっと派手なスニーカーという格好に、割とシンプルなうち制服を羽織っている。
まぁうちの店で別段めずらしい格好でもないのに、妙にかっこいいと思ってしまうのは、整った顔と、竹川さんの持つオーラのせいだ!と木谷くんとよく話す。
彼曰く「次元が違う」のだ。
それ故に、二人で付けたあだ名は
『王子』。
「木谷はー?」
「ウォークインやってますよ。」
竹川さんはふうんと頷くと、ウォークインに入っていった。
またレジは私一人になる。
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