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自分の席に着き、鞄の中から裁縫道具を出してると中学の頃からの親友、未智(みち)が私の所に来た。
「あ~あ…また?それ隆のでしょ?」
「未智…隆のだけど。やっぱり何でか断れないんだよね。ってか頼られてるってのがスゴイ嬉しいの。自分でも分かってるんだよ。あいつにはちゃんと彼女もいるから諦めなきゃいけないってコトも。」
「まぁ、莉緒は一途だからねぇ(笑)」
未智は軽く笑うとそのまま私の作業を見ていた。
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