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「なら、俺が遥さんとヒメを乗せるから、親父はセイとランよろしく」
車のキーをくるくると回しながら言った新に奏多が立ち上がる。
「何を言ってるんだ、シン!!俺が遥と亜姫ちゃん、沙姫ちゃんを乗せる!!」
いつまでたっても終わらない言い争いに、遥が仲裁に入る。
「あの…あの…」
まったく仲裁できていない遥を見ながら亜姫と沙姫はため息をついた。
((ママ…))
「「なぁ。ヒメ、遥さん。さっさと車乗っちまおうぜ」」
静と嵐が提案し、5人は連れ立ってリビングを出る。
結局、奏多の車に遥と亜姫と静、新の車に沙姫と嵐が乗って、帰りは乗る人をチェンジすることで落ち着いた。
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