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コンコン
「はぁい」
部屋にいた沙姫は返事をしてドアを開ける。
「沙姫ちゃん、次どうぞ」
廊下にはホカホカと湯気をまとった亜姫が立っていた。
「ありがとう、亜姫ちゃん。」
「お風呂から上がったら、亜姫の部屋で高校から出た課題しよう?」
「それなら俺も参加しようかな」
後ろから聞こえた声に少し驚きながら亜姫が後ろを振り返ると、静が立っていた。
「セイ!!うん、ランも一緒にしようって誘ってくる!」
亜姫が嬉しそうに言ってパタパタとかけていく。
「沙姫、お風呂入っておいで。」
静がそう言って微笑むと沙姫はコクンと頷いて階段を下りていった。
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