プロローグ

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「姫!!」 大勢の男の中にたたずむ2人の少女に視線が集まる。 「「なに?」」 まだ幼さを残す少女の顔は血で赤く彩が添えられている。 1人は優しく微笑みながら、もう1人は厳しい視線で声をかけた男を見た。 「総長がお呼びです。」 「「そう」」 2人は促されるままに歩き出す。 「夜蝶」 優しい微笑みの少女が言葉を紡ぐと周りに4人の赤い特攻服を着た女が集まった。 「お呼びですか?紅姫(べにひめ)」 「シンのところに行きます」
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