293人が本棚に入れています
本棚に追加
/300ページ
「姫!!」
大勢の男の中にたたずむ2人の少女に視線が集まる。
「「なに?」」
まだ幼さを残す少女の顔は血で赤く彩が添えられている。
1人は優しく微笑みながら、もう1人は厳しい視線で声をかけた男を見た。
「総長がお呼びです。」
「「そう」」
2人は促されるままに歩き出す。
「夜蝶」
優しい微笑みの少女が言葉を紡ぐと周りに4人の赤い特攻服を着た女が集まった。
「お呼びですか?紅姫(べにひめ)」
「シンのところに行きます」
最初のコメントを投稿しよう!