入学式から波乱の予感

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「ね、あの人達かっこよくない?」 「あの子達可愛い…」 校門にたった4人に好奇の視線が投げつけられる。 「今日親父と遥さん来るんだろう?」 嵐の声に残りの3人が頷く。 「ママ何か張り切ってたよ。セイとランの母親としての初仕事だからって」 亜姫が言った言葉に誰からとなく笑いが漏れた。 掲示板にはクラス発表の掲示がされている。 人ごみの中でやっと見れる位置までたどり着くと、静と嵐はニヤリと笑った。 「亜姫、俺と一緒のクラスだぜ?1年A組」 静の言葉に亜姫がホッと息をつく。 「知らない人ばっかりだったらどうしようかと思ったよ」
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