293人が本棚に入れています
本棚に追加
「ね、あの人達かっこよくない?」
「あの子達可愛い…」
校門にたった4人に好奇の視線が投げつけられる。
「今日親父と遥さん来るんだろう?」
嵐の声に残りの3人が頷く。
「ママ何か張り切ってたよ。セイとランの母親としての初仕事だからって」
亜姫が言った言葉に誰からとなく笑いが漏れた。
掲示板にはクラス発表の掲示がされている。
人ごみの中でやっと見れる位置までたどり着くと、静と嵐はニヤリと笑った。
「亜姫、俺と一緒のクラスだぜ?1年A組」
静の言葉に亜姫がホッと息をつく。
「知らない人ばっかりだったらどうしようかと思ったよ」
最初のコメントを投稿しよう!