入学式から波乱の予感

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「セイ代表挨拶お疲れ様」 ねぎらってくれる沙姫に静が微笑む。 「ありがとう、沙姫」 「柚木、ちょっといいか?」 「「「「はい?」」」」 A組の担任に呼ばれ4人がいっせいに返事をして振り返った。 「あぁ、悪い。柚木亜姫だ。」 「あ、はい。ちょっと行ってくるね」 そう言って亜姫は担任に連れられて5人の許を離れた。 暫くすると困ったような顔をして戻ってくる。 「なんだったの?亜姫ちゃん」 遥が尋ねると亜姫は首をかしげながら言った。 「1週間後に先輩達との対面式があるからそのときの1年代表になってくれって…」
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