入学式から波乱の予感

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「そりゃ、すごい。セイと亜姫ちゃんが代表かぁ」 ニコニコと嬉しそうに笑う奏多に亜姫は困ったように微笑んだ。 「うん…緊張するけど頑張るよ」 「亜姫ちゃん次席だったからだよう、きっと!!」 沙姫が自分のことのように喜んでいる。 「今日はお祝いかな。」 奏多の言葉に4人の瞳がキラリと輝いた。 「奏多パパ、どこかに食べに行くの?」 亜姫が尋ねると、奏多は頷く。 「何が食べたい?」 「「焼肉!!」」 「「中華!!」」 静と嵐、亜姫と沙姫が同時に叫ぶ。 「じゃ、今日は中華だな。予約取らなきゃ」 そう言って奏多は携帯をパチンとあけた。
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