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「ほんとに四つ子だ…」
「こんな子がこの世に2人も…」
呟いている男子生徒を気にも留めずに亜姫は沙姫の机へと向かう。
「沙姫ちゃん、何処で待ってる?」
「沙姫、図書室に行こうかなって思ってたんだけど…」
「うん、亜姫も行きたい!一緒に行こう」
そう言って2人で手を繋いで図書室へと向かう。
「ねぇねぇ。柚木さんだよね?」
声をかけられて振り返ると、明らかに悪そうな男子生徒がニヤニヤと笑いながら亜姫と沙姫を見下ろしていた。
「…あの…何か用ですか?」
亜姫がびくびくしながら言う。
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