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のんきに出た嵐に必死で助けを求める。
「ラン…ラン…助けて」
「は?沙姫、今何処?」
「今…」
場所を言おうとしたときに健吾から携帯を取られた。
「ダメだよ、沙姫ちゃん?」
ニヤリと笑う。
嵐はいきなり切れた電話に舌打ちをして静に電話をかける。
「セイ?ヒメに何かあったらしい。探すぞ」
それだけ伝えて走り出す。
校舎に入り、生徒が居なさそうなところをしらみつぶしに探して行く。
「だからさ、ちょっと話するだけ、ね?」
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