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「ラン!!」
沙姫も嵐に抱きついた。
いきなり抱きつかれた2人は暫く呆然としてハッと我を取り戻すと、抱きついている容姿が似通っている2人を交互に見る。
「「ヒメか?」」
その言葉に2人はパッと顔を上げて満面の笑みを浮かべ、うん!と頷いた。
「ちょっとごめんね」
業者さんが荷物を運び込むには邪魔な場所に居た5人は慌てて退くと、トラックに近づいていって手伝いを始める。
荷物を運び込み、自分に割り当てられた部屋で荷を解くと、リビングでは騒がしいことになっていた。
「「どういうことだよ?親父!!」」
静と嵐に詰め寄られた奏多(かなた)は首を傾げる。
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