最終話

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「ッわた、しは…ッずっと、ずっと…ッ翔が、好きでしたッ…。  この、想、いはッ、かわりま、せんッ。いつ、も…貴男を、あ、愛していますッ」 俺は、腕に力を入れた。 離さないように…。 「俺も、 沙羅 が、好きだ。この広い世界の誰よりも、君を愛しています」 交わした口付けは、とても哀しいモノでした。 でも、幸せでした。 「「愛してる ただ 君だけを」」 世界でたった、1人の君を。 「翔、さよならだね。有難う…、もう一度、貴男に逢えて、良かった」 最期に君は、笑って消えた。 「愛してる、ただ、誰よりも。世界で、経った1人の…君だけをッ」 俺の願いは、届かないけれど…。 「笑って、前に進むよ」 それが、君との約束だから…。
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