最後の日常

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衝撃の報告後、双木達は一先ず部集会を開くことになり、部員全員が射場に集合した。 「どうなってんだ?マジで殺し合いをしなくちゃなんねーのか?」 「詳しい情報が欲しいな。」 「国から連絡が来るらしいけど、政府が決定した事なのかな?」 色々と意見が出たが、結局は今は何も出来ないっということで終了となった。 「一体何だって言うんだ・・・。」 双木は射場の壁に寄り掛かりながら誰にいうでも無く呟いた。 「きっと、サバゲーみたいな遊びなんだよ。だっておかしいだろ?高校生に殺人なんてさせる訳ないだろ?」 あの雪路ですら床に寝転がり、ぼーっと空を眺めていた。 「そうだよな・・・。」 隆弥はすることが無かったので、仕方なく今週末提出の課題に手を付けていた。 「隆弥・・・明日から休みらしいぜ?」 「もしも嘘だったら困るだろ・・・?」 「・・・ゆき、後でこれの答え教えてくれよ。」 「さっきの話しが嘘ならな。」 隆弥は手を止めて、いつの間にか土砂降りに変わった黒い空を、ただ見ていた。
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