最後の日常

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・敗北したチームは、個人毎に本行事中の活躍を審査し、刑の重さを変える。 ・最後まで勝ち残ったチームの生き残った者にのみ一人につき三億円の賞金が与えられる。 「どこまでイカれてんだよ?なにが賞金だ・・・人を殺して貰った金を気持ち良く使える訳無いだろ・・・。」 紙はもう一枚あり、それが最後だった。 そこにはすでに決定したトーナメント表とその日時が印刷されていた。 「最初の相手は・・・って俺らはシードか。良かった。」 双木は必要以上に試合に参加せずに済んで、胸を撫で下ろした。 その時、テーブルの上に置いていた携帯電話のバイブレーションが作動した。 誰からかメールが着たようだ。 (隆弥からか。やっぱり、これの事かな?) 『大変な事になっちゃったな・・・。けど、こうなったからには、なんとかして生き残ってやろうぜ!』 (あいつも無理してんな・・・。) 双木は隆弥の性格をある程度熟知している為、彼が無理をして双木を元気付けようとしているのが分かった。
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