部活対抗校内戦争

ゲーム開始

すると突然、放送が入った。

「全校生徒に連絡します。今日は午前中の授業をカットして、授業は午後一時から再開します。なお、一時からの授業は全校集会ですので、生徒の皆さんは遅れずに参加してください。繰り返します・・・。」

それを聞いた生徒の一部は跳びはねて喜んだり、友達と大声で話し始めたりした。

（何だか良く分かんないけどラッキー。暇だし射場に行こうっと。）

ゴメスは読書に夢中で、他のクラスを訪問する気にならなかった双木は独りで射場に向かった。

双木を除くメンバーが朝練していた為、射場の扉は開け放され、とても開放的な空間になっていた。

今日は暑い日だったが、風通しが良く、床が合成ゴム製の射場は涼しく、とても寝心地がいい。

双木は射場の中央に寝転がり、睡眠体制に入った。

あっという間に双木は夢の中へと落ちて行った。

それから、何時間か経って、双木が目を覚ますと時計の針は既に十二時五十五分を過ぎていた。

「うーん？・・・ヤバ！一時から集会だった！」

双木は跳び起きて、すぐさま体育館へ向かった。