低天

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  「何してんすか?」   「これ?ゲーム。川島やらへんの?」   「ケータイではあんまり…」   俺と二人でいる時も 平気でゲームとかやりますよね井上さん   最近はケータイのアプリ使って ずっとやってるから 俺は電子機器に嫉妬する   「井上さん、ケータイ無くなったらどうします?」   「えー、無理やわ」   イラッ   「何でですか?」   「何でって、不便やん。無いとか考えられへんなー」   「俺は要りませんけどね」   「あかんよそんなん」   そんなにケータイがすきなら ケータイに抱かれてればええよ   「俺はええっすわ」   「だからあかんよって     お前が持っててはじめてお前と会う約束できるんやんか」     あーあ 井上さんって こういうことサラッと言えるんだよなー 何でそんなに可愛いんですかあなたは   「もー!」   抱きつくと溜め息をついて それでもちゃんとケータイを閉じてくれる   「なんやねん、川島今日言ってることよう分からへんよ」   「つまり、あなたが好きってことっすよ」   「了解ー」   ‐‐‐‐END‐‐‐‐
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