大切な・・・

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煌斗「そういえばさ、俺が気を失った時、アヤノ何しようとしたんだ?」 綾乃「えっ・・・ええっ!?///」 突然話を振られて何のことかわからなかったが、理解した瞬間、爆発するかと思うくらい顔を真っ赤にさせた。 あの・・・いや・・・その、とゴニョゴニョ言いながら俯いてしまう。 ただ煌斗は、おっ、このリンゴうまそー、と反対側にあったお見舞いの果物に気を取られていて見ていなかったが。 そこに目をキラキラさせた準と伊織が介入。 伊織「それよ!それ!」 準「聞けよアキト!実はアヤノがぐほっ!」 綾乃が準の腹に素早く肘打ち。 魔力を使っていたため準の体が大きく折れ曲がった。 煌斗「ん?何だ・・・ってジュン!?どうした!?」 床で悶絶する準を見て驚いた。 あの一瞬に何が・・・。 綾乃「ハギワラさん!?大変!お医者さんに診せなきゃ!」 わざとらしい口調でそう言うと、準の後ろ首を掴んでズルズルと引きずっていく。 綾乃「じゃあ行ってくるね。イオリさんと一緒に。」 伊織「え゛・・・。」 伊織は一歩下がった。 ついていったらどんな目にあうかわからない。 伊織「私はここに・・・。」 綾乃「聞こえませんでした?」 伊織「・・・行きます。」 威圧を感じ、死地に向かう面持ちで綾乃の後についていく。 煌斗「おい、ちょっと・・・。」 煌斗が言い終わる前にドアが閉められた。
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