大切な・・・

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コンコン 少ししてドアがノックされた。 煌斗が返事をするとドアが開かれて中に入ってくる。 照正「アキト、体の方はどうだ?」 煌斗「あれ?父さんか。」 入って来たのは綾乃達ではなく照正だった。 となると綾乃達はどこへ・・・? 照正「ここに来る途中ミスズとすれ違ってな、お前が起きたことを知ったんだ。」 そう言って、置いてあったパイプ椅子に腰かけた。 照正「・・・で?体の方は大丈夫なのか?」 煌斗「ああ、なんとか。」 照正「そうか。まったく、無茶しおって。」 照正は心底安心したように息をついた。 煌斗は少し罪悪感を感じ、心配かけてゴメン、と謝った。 照正「なに、私はいい。生きて帰ってきたのだからな。だが母さんとミスズは凄かったぞ?」 煌斗「しまった・・・まだ母さんがいたか・・・。」 美鈴でさえアレだったのだから真帆もやはりアレなのだろう。 煌斗はがっくりとうなだれた。
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